【印刷】PDFから印刷した図面の縮尺が合わない時に確認すること【Jwcad】

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PDFから印刷した図面の寸法を定規や三角スケールであたった時に縮尺があっていないことに気が付く場面に遭遇することがよくあります。そんな時は次の3点が原因になっていることが多いです。

目次

PDFから印刷した図面の縮尺が合わない時のよくある原因

  1. 原図の用紙サイズと印刷する用紙サイズが違っている
  2. 印刷倍率が印刷用紙に合わせる設定になっている
  3. 紙の図面をスキャンしたPDFから印刷している

印刷用紙のサイズ、印刷時の倍率設定、PDFファイルの作成方法によって印刷して図面の縮尺に差がでる原因となることが多いです。困った時はまずこの3点を確認してみましょう。

原図の用紙サイズと印刷する用紙サイズが違っている

図面はA2サイズ・A1サイズで作図されていることも多くあります。大きな用紙サイズに作図されている図面を小さな印刷用紙に印刷すると縮小印刷されるのでプリントアウトされた図面の縮尺は合わなくなります。例えばA2サイズで作図された図面をA3サイズに印刷するとA2→A3で約71%縮小されて印刷されたことになります。このような場合、一般的なスケールでは寸法を当たることができなくなってしまいます。

このケースの解決策としては次のような方法があります。
・作図された図面と同じサイズの用紙に印刷する
・縮小印刷に対応した三角スケールを利用する
・寸法読み取り時に縮小率を計算して図面を読む

縮小印刷や縮小コピーに対応した目盛りをもつ三角スケールも販売されています。

縮小コピー図面を原図サイズで読み取れるこちらのステッドラーの三角スケールは
原図が1/50、1/100、1/200の縮尺に対して約70.7%縮小印刷
(例:A2→A3、A3→A4など)に対応した目盛りがついています。

図面をあつかう仕事をしていると図面縮小コピー問題によく出会います。縮小コピー対応の三角スケールは1本持っておくととても便利です。

印刷倍率が印刷用紙に合わせる設定になっている

多くのPDF閲覧ソフトは印刷をかける時に印刷するプリンターの用紙にあわせて自動で拡大縮小の調整をしてくれる機能が働いています。この自動調整機能は印刷用紙に合わせて倍率の設定をしてくれるとても便利な機能なのですが、図面の印刷にあたってはこの機能が縮尺があわない原因となってしまうことがよくあります。

印刷ダイアログ(印刷設定)で印刷倍率の設定を確認してみましょう。

使用しているPDFソフトによって多少名称がことなるかもしれませんが、印刷ダイアログの段階で【ページサイズ】や【ページ縮尺】といった項目がでてくるかと思います。ここの設定で【用紙に合わせる】といった項目にチェックが入っていないでしょうか?ここにチェックが入っていると印刷用紙に合わせて自動で図面を拡大縮小されて印刷してしまいます。

このケースの解決策として、図面を指定されている縮尺通りに印刷したいときはこの倍率設定を【実際の用紙サイズ】や【カスタムスケールで100%を指定】してから印刷をかけます。するとCADデータから出力された縮尺通りに図面を印刷することができます。

普段CADや図面を扱いなれていない方が受け取った図面を印刷するシーンではこの拡大縮小設定のことが思い浮かばないで苦戦することがあるかと思います。印刷段階で縮尺ずれを起こさないためにもこの100%印刷設定を知っておくとよいでしょう。

紙の図面をスキャンしたPDFから印刷している

紙の図面をスキャンしてPDFにしている場合、縮尺はスキャンした紙の図面の状態が反映されています。CADからの出力とは異なっていてコピーやスキャンを繰り返しているとだんだんと縮尺があわなくなってきてしまいます。このようなケースでは誤差が出てしまいピッタリと縮尺を合わせるのは難しくなってしまっています。


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この記事を書いた人

建設会社で働き始めて15年。一級建築士。AutoCAD.JwCAD.Revit.ArchiCAD.などを使っています。これからCADをはじめる・はじめたばかりの方にCADを教えるときによく質問されることをこのサイトにまとめています。ていねいでわかりやすい解説を目指して日々ブラッシュアップしています。

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